青汁の効果効能のひとつに「貧血予防」というものがあります。青汁で「貧血予防」効果が期待できる理由について解説します。
1.貧血の原因
貧血は、血液中が薄くなっている状態を言います。体が酸欠を起こしているような状態です。
酸素を運ぶ役割を持っている血液中の赤血球やヘモグロビンの量が少なくなることで、身体全身に酸素が行き渡らない酸欠状態になってしまい、さまざまな症状が現れてきてしまうのです。
貧血にも色々な種類があるのですが
- 鉄分が不足 → 「鉄欠乏性貧血」
- ビタミンB12や葉酸の不足 → 「悪性貧血」
- 赤血球が不足 → 「溶血性貧血」
9割は「鉄欠乏性貧血」と言われています。「鉄欠乏性貧血」は身体の部位ごとに酸欠状態になり、個別の症状が引き起こされるのです。
「鉄欠乏性貧血」の症状
- 心臓の酸欠 → 息切れ、動悸
- 脳の酸欠 → 頭痛、めまい、立ちくらみ
- 筋肉の酸欠 → 倦怠感、疲れやすい
- 血行不良による栄養不足 → 爪が割れたり髪がぱさぱさになる
「鉄欠乏性貧血」の原因
「鉄欠乏性貧血」の原因は鉄分の不足です。女性に貧血が多いのは、女性には月経があるため、毎月一定の出血があり、鉄分不足に陥りやすいのです。
体内には、約4000mgの鉄分が必要とされていますが、これがダイエットや出血などによって減ってしまうと、貧血になりやすい状態になってしまうのです。
2.青汁で鉄分を補給
一日にどれくらい鉄分を摂取すればいいのかというと
- 男性は10mg
- 女性は10~12mg
と言われています。
食事で鉄分を摂るときには、血液をつくる機能がある葉酸やビタミンB12、マンガン、銅なども同時に摂取することで貧血予防・貧血改善の効果が高まります。
- 鉄分 → レバー、牛肉、貝類、卵黄、大豆製品、こまつな
- 葉酸 → レバー、緑黄色野菜、卵黄
- ビタミンB12 → 貝類、レバー
- マンガン → 日本茶、モロヘイヤ、大豆製品
- 銅 → レバー、えび、かに、日本茶
しかし、レバーが苦手の方やダイエット中の方など、上記の食物をバランスよく摂取することは簡単ではありません。
そこで、登場するのが青汁です。
青汁には上記の鉄分、葉酸、マンガン、銅が豊富に含まれているため、貧血に効果的な成分のほとんどを青汁だけで摂取することが可能なのです。これが青汁に貧血予防・貧血改善効果があると言われている理由なのです。
貧血予防・貧血改善で青汁を選ぶのであれば、鉄分が多く含まれている
- 大麦若葉
- 明日葉
- クマザサ
を主成分にしている青汁を選ぶと良いでしょう。
サプリメントよりも、幅広い栄養分を健康的に摂取できる青汁は貧血予防・貧血改善に向いている食品なのです。
まとめ
貧血の主な原因は鉄分不足です。
鉄分が不足することで、身体が酸欠状態になってしまい、様々な症状が出てしまうのが貧血です。
血液を作る機能がある成分と鉄分そのものが豊富に含まれている青汁を飲むことで、貧血予防・貧血改善が期待できるのです。